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Why UPDATER? // 公共からビジネスへ、実行支援で社会課題解決を目指す

Why UPDATER? // 公共からビジネスへ、実行支援で社会課題解決を目指す

INDEX

今回は、法人営業・新規事業企画を担当されている佐伯裕也さんにお話を伺います。

公共のフィールドでキャリアを積んできた

ー最初に佐伯さんについて簡単に教えてください。

今は法人チームで、「みんなSX for Biz」という法人向けにSXのソリューションを提供するプラットフォームの業務に関わっています。今までは、公務員からコンサルタントまで、公共というフィールドを中心に色々な仕事をしてきました。

趣味はサーフィンと登山で、今年は夏の間ほぼ毎週末サーフィンに行ったりしていたので、すごく焼けました(笑)。自然の中で戯れることがすごく好きで、そのお世話になっている自然に何か仕事で還元できることはないかなと思って、UPDATERにたどり着きました。

ー先ほど前職について少し触れられていましたが、佐伯さんのこれまでのキャリアについて教えてください。

最初のキャリアとしては、大学卒業後に公務員試験を経て財務省に入りました。担当していた業務として分かりやすいのは、予算づくりの仕事ですね。私は道路やダム建設など公共事業の、来年度の予算を編成する仕事をしていました。

その当時の予算規模としては10兆円くらいで、どの事業にどれくらい使いたいのかという要望を国交省等から聞いて、それに対して無駄がないか、前年は適正に執行されていたかなどをみて査定していく立場でした。

大体9月ごとに要望が出揃って、12月くらいまでが予算を決める期間で、そのあとは予算書などの国会に提出する資料を作る作業が1月の半ばくらいまでありました。そのあとは、国会で審議されて3月末に決まっていくという流れです。

仕事が大変だったというのは間違いないですね。政府が出す資料なので一切の間違いも許されません。なので作る資料一つ一つ念入りに、何回も何回もチェックしたり、 最初から最後まで一晩中、全部読み合わせることをやっていました。9月から1月の中旬までは本当に忙しかったです。

ーなぜ国家公務員を選んだのでしょうか。

社会課題を解決するときに、個人的には一方的な考え方で進んでいくよりは、ちゃんとバランスを取って進めていくことを大事にしたいと思っていました。一方にとっての利益が一方にとっては不利益になることもある中で、そこを調整する立場が法律や政治を学んできた自分に向いているんじゃないかなと思って、国家公務員、特に財務省を選びました。

一方、実際に財務省に入って予算を作る中で、どうやってそれが執行されているのかというのが全くわからなかったんですね。もちろん予算やルールを作ることはすごく大事だと思います。ですが、個人的にはもう少し実行に踏み込んで、どうやって実現するかというところにフォーカスしたいと次第に思うようになりました。

社会課題解決の実行に踏み込むためビジネスの世界へ

ーそこで転職をされたのですね。

はい、当時はちょうど、UberやAirbnbなどの海外発の新しいサービスが入ってきて、人気になり始めたころで、まだ日本にない新しい考え方やサービスに触れたいと思い、外資系のスタートアップに転職しました。しかし、しばらくするとコロナ禍の影響で転職せざるを得なくなりました。

スタートアップで営業として働いてみて、自分の強みは商材をひたすら売り込むことよりも、お客さまの悩みや課題を汲み取ること、物事を論理的に説明するところにあるかなと思ったのと、公務員のキャリアも活かせる仕事がないかなと考えたところ、営業ではなくコンサルタントが合いそうだなと思いました。それで縁あって、外資系のコンサルティング会社に入社しました。

入社後は、日本に進出したい海外のスタートアップを支援する仕事を行い、市場調査やビジネスマッチングなどを行っていました。その後は、政府の電子申請システムを開発するにあたっての方向性を決めるための調査を担当していました。

ー正直に言うと、すごく良いキャリアの積み方だと思うのですが、なぜ再び転職を考えたのでしょうか。

そうですね、自分としても、コンサルタントとしては上手くワークしていたと思っていて、周りから評価されてマネージャーとしてチームを率いながら仕事をしていました。色々やれることがすごい増えたなと思ってます。例えば議事録から始まり、資料作りや工程表の作成、専門知識の深掘り、チームマネジメントなど。

ひと通り自分に実力がついてきたなってなった時に、そのままコンサルタントを続けるか、それとも別のところでスキルを活かすか、非常に迷いました。でも最終的には、自分の心の底から好きなことと仕事をリンクさせてこれまでのスキルを活かせたら面白いなと思い、転職を決意しました。

そのとき求人サイトでUPDATERに出会って、ホームページがポップでおしゃれな感じで、ここには面白い発想を持った人がたくさんいそうだなと思ったのと、面白いアイディアだけじゃなくテクノロジーを持っているのがすごい、それと社員に魅力を感じて、入社しました。

サステナビリティを全体的に理解する専門家を目指したい

ー実際に働いてみて、どんなところにUPDATERの魅力があると感じられていますか。

社会課題解決という難しいことをやろうとしているけど、面白くそれを解決しようとする雰囲気がすごく好きですね。お客さまがUPDATERのことを信頼してくださっているのも非常に魅力的です。

あとは、みなさんちゃんと自分の考えを持って、こうじゃないかああじゃないかって、ちゃんと意見しているのか、思った以上に良いギャップでした。上下関係が強い風土の組織にいたので、若手も含めてみんなすごく積極的で風通しのよい組織だと感じています。

ーUPDATERではどんなことをしていきたいと考えていますか。

脱炭素の専門家とか、サーキュラーエコノミーの専門家とか、そういう方はすでにいらっしゃると思いますが、私はサステナビリティ全体を広く理解している専門家になりたいと思っています。

サステナビリティとかSX(サステナビリティ・トランスフォーメーション)って、定義がふわっとしているので、「御社はここからやりましょう」と指針を出したり、オーダーメイドで提案できる人になろうとしています。

たくさんの情報がある分野なので、そこから今の適切な解を提示したり方向性や戦略を示したりして、具体的なソリューション実行支援は担当のチームに渡していくような役割を担っていきたいですし、これまでのキャリアともフィットしていると思います。

インタビュー時に履いていたのは、アシックス社の世界最小CO2排出量スニーカー

どんな仕事もひたむきに取り組むことでキャリアが開ける

ー最後に佐伯さんの歩んできたキャリアを振り返ってメッセージをいただきたいです。

コンサルタントの経験を経て、そこで揉まれてやってきたことが思ったほど外では重宝されるということが分かりました。前職では常識みたいにやっていたこと、例えばわかりやすい資料を作ることや議事録をとること、工程の整理の仕方など、実はもっとよくできることがUPDATERにはたくさんあります。

日々議事録をとったり、資料と向き合ったり、そういうことをやっているときは結構無意味に感じてしまうこともあると思いますが、実際にはそういう作業を通して情報を整理することがちゃんとできるってすごい武器になります。

こういう業界でこういう仕事がしたいと思ったときに、その力は絶対活きてくると思うので、仕事に対してひたむきに取り組むことは大事だと思います。そうやって頑張ってきた人は絶対外に出ても通用するので、迷ったらぜひ新しい世界に飛び込んでほしいと思います!

WRITER
菊川春佳
共創・コミュニケーション部
菊川春佳

学生時代にソーシャルビジネスに興味を持ち、インターンを経験する。卒業後はいくつかの業界を転々とする中で広報という職に出会い、社会や地球をより良い方向へ変革している会社を世の中に伝えたいとの想いで2023年5月よりUPDATERにジョイン。1児の母として子育て奮闘中。