いってらっしゃい!UPDATER / 新卒第1号社員の4年間の歩みと新しく見つけた道
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「いってらっしゃい!UPDATER」として、UPDATERを退職するスタッフへのインタビューを行いました。UPDATERとしては、多様なキャリアを応援したい、また退職して終わりではなく、その後も関係を育てていきたいと思っています。
今回インタビューしたのは、2019年に初の新卒社員として入社し、ご家庭向け電力サービスチームで活躍されてきた長島遼大さんです。UPDATERで働いてきたこれまでと、退職後に目指していることを伺いました。
ーUPDATER(旧みんな電力)初の新卒とのことですが、入社の経緯を教えてください。
2019年の4月に初の新卒として入社をしました。大学の頃は、体育会系でずっとサッカーをやりつつ、NPOの活動などをやっていました。環境問題に興味があったので、2016年に”パワーシフト”という再生可能エネルギーを普及させる活動に関わるようになって、たまたま出会ったみんな電力(以下、みん電)でアルバイトすることになりました。
みん電に入社するきっかけにもなった原体験として、福島の農家さんを尋ねた時の経験があります。農業を手伝いながら、「原発のこととか風評被害だとか大変だ、でも自分の地元だからここで農業をやり続けている」といった話を聞きました。
その人が作った野菜を使った料理を食べさせていただいて、めっちゃ美味しかったんですよ。もちろん素材そのものの美味しさもあったけど、それを超えて背景、つまりその人がどんな想いでやってるかを知ったからこそ美味しいんだ、みたいな気づきがありました。
それから、せっかくなら自分が使うもの、食べる物や着る服とかを誰がどんな想いでっていうのを知ってから選ぶ方が、自分自身は豊かだなって思うようになりました。で、一番身近なのに一番顔が見えない電気でそういうことができたら、自分が面白いと思った価値観が広がるんじゃないかなって思って、みん電で働くことにしました。
ー大学卒業後はすぐ会社に入らず、国内外を転々としていたと聞きました。
学生時代は部活が本当に忙しくて、NPOとかをやってるわりに全然現場に行けなかったんですよ。1回現場を見ておかないと説得力がないなと思って、5カ国ぐらい環境問題のボランティアをしつつ、旅をしました。
でも、実は一番長く携わった現場は熊本県水俣で、海外からのボランティアを受け入れるリーダーとして3ヶ月間で30人ぐらいの受け入れをやりました。僕のホストが、紙漉き職人と機織り職人のご夫婦だったので、日本の工芸にも興味をもったり、地域の中で農業をやったり狩猟に連れていってもらったりもしました。
ー現場を見たらそっちの仕事をやりたいってならなかったのでしょうか。
正直いろいろ考えました。でも、みん電を選んだ一つの理由が、地域の再エネ発電所と繋がりながら、その電気を都市に住む人たちに届けられる、地域と都市どっちにも関わることができると思ったからです。やっぱり地域にどっぷり浸かると、ローカルの中だけになってしまう感じもあって、自分としてはどっちにも関わりたいと思いました。
それで、みん電に新卒第1号として入ることになって、今5年目です。
ー入社してやってきたことを教えてください。
もう本当に何でもやりました。何でもやったけれど、分野としてはご家庭向け電力事業です。
学生バイトだったときは、雑用からスタートしました。印刷したりとか何か配ったりとか。でも、「顔の見える」っていう会社の考え方に共感していたから、雑用だったとしても貢献できている感や、やりがいもありました。それが最終的な悩みに繋がっていった点でもあります。
入社してから印象的だったことは、企業の方々の環境やエネルギーへの問題に対する本気度を感じて、同じ熱量で仕事できたのは、めちゃくちゃ面白かったです。それは発電事業者もそうで、熱量が高い方々と出会えて一緒に働けたのは僕の財産になっています。
みん電ユーザーを発電所に連れて行くと、そこで発電事業者と需要家が初めて会うわけですよね。初めて会ったのに「ありがとうございます」とお互いにお礼を言い合うような場面に遭遇することも多くて、それはなかなか普通の電力会社じゃ起きないよな、と思っていたことです。
ー先ほど悩みに少し触れられましたが、退職を考えるようになったのはなぜですか?
UPDATERってやりたいことが明確な人が多いなという印象があります。僕としてはUPDATERに貢献できれば良いという気持ちがある一方で、結局自分は何を強みとしてやるんだっけという悩みを持つようになりました。1,2年ずっと考えていて、自分はこれをやるんだというのが見つかったので、次の道に進むことにしました。
環境問題を解決するための、一番効果的なアクションが再エネへの切替だと思います。多くの人に再エネを使ってもらうことで世の中が変わっていきます。
多くの人に届けるっていうのはそれはそれですごい意義があるんだけれど、僕個人としては、もっと目の前の人の声を聞いたりとか、関係性を育てていくことがやりたいなというふうに思うようになったんですね。
加えて、UPDATERには前の会社では全然楽しく働いてなかったけれど、今は伸び伸び働いている人がたくさんいるように思います。自分に合う環境で働くことで人はすごいパワーを発揮できると思ったので、それをもっともっと作っていきたいなと。
「前向きに楽しく働ける人を増やすことで、社会課題解決を目指す」。これが僕のやりたいことだと気づいたので、挑戦したいというのが一つ。
もう一つは、世の中に良いサービスや企業がすでにたくさんあることを知り、それらを残していくことに時間を使いたいということ。残すためには良い人を繋ぐことだよなと思ったので、新しい環境にチャレンジすることにしました。
ー今後はどんな仕事をしていく予定ですか?
生き方、働き方を世の中に発信していく求人サイトが軸になっている会社で、クライアントリレーションを担当します。具体的には、求人を掲載したい企業の話を聞いて、そこに合う編集者を当てて、その企業が2回3回と求人を出してくれるような関係性作りをする仕事です。
僕は、企業の課題って求人だけじゃないと思っているので、チーム内の問題とか広報の課題とか、企業が抱えている様々な悩みをヒアリングして、解決していくようなことをやっていって、より自分の力をつけていきたいと思っています。
UPDATERの魅力は、働く人たちが同じ方向を向いて一緒に取り組んでいることだと思っています。僕がいいなと思った価値観や事業に共感した人たちが入社して働いているので、すごく働きやすいし、刺激になる環境です。
でも、そんな会社ってあんまり多くないんじゃないかなとも思っています。今後企業と関わっていく中で、働いている人たちが同じ方向を向いていけるようなサポートをできたらすごくハッピーだなと思っているし、そう思えるようになったのは、UPDATERで働いたからですね。
今後は、世の中にあるたくさんの魅力的な企業に関わって、企業のファン作りだったり、チームビルディングなどを生業としてやっていけるようになりたいです。
ー今後UPDATERとはどんな関わりを想像していますか?
多分僕が一番UPDATERのことをわかってる人だと思うんですよ(笑)。だからこそ自分の強みを見つけた先で、UPDATERがそのときに抱えている課題を一緒に解決して、より事業を推進していくための伴走をしたいです。
数年後には、もっと貢献できるようになると思ってるので、ご期待くださいとお伝えしたいです。
ーいろんな環境を見たり、人や組織と出会って、吸収しながら成長していくことが長島くんの強みになっているんだなと思いました。新しい環境でのチャレンジで、より良いインパクトや影響力を持った人に絶対なれると思うので、また一緒に働けることを楽しみにしています!
今回インタビューしたのは、2019年に初の新卒社員として入社し、ご家庭向け電力サービスチームで活躍されてきた長島遼大さんです。UPDATERで働いてきたこれまでと、退職後に目指していることを伺いました。
「顔の見える」という価値観に共感し、広げたいと思った
ーUPDATER(旧みんな電力)初の新卒とのことですが、入社の経緯を教えてください。
2019年の4月に初の新卒として入社をしました。大学の頃は、体育会系でずっとサッカーをやりつつ、NPOの活動などをやっていました。環境問題に興味があったので、2016年に”パワーシフト”という再生可能エネルギーを普及させる活動に関わるようになって、たまたま出会ったみんな電力(以下、みん電)でアルバイトすることになりました。
みん電に入社するきっかけにもなった原体験として、福島の農家さんを尋ねた時の経験があります。農業を手伝いながら、「原発のこととか風評被害だとか大変だ、でも自分の地元だからここで農業をやり続けている」といった話を聞きました。
その人が作った野菜を使った料理を食べさせていただいて、めっちゃ美味しかったんですよ。もちろん素材そのものの美味しさもあったけど、それを超えて背景、つまりその人がどんな想いでやってるかを知ったからこそ美味しいんだ、みたいな気づきがありました。
それから、せっかくなら自分が使うもの、食べる物や着る服とかを誰がどんな想いでっていうのを知ってから選ぶ方が、自分自身は豊かだなって思うようになりました。で、一番身近なのに一番顔が見えない電気でそういうことができたら、自分が面白いと思った価値観が広がるんじゃないかなって思って、みん電で働くことにしました。
ー大学卒業後はすぐ会社に入らず、国内外を転々としていたと聞きました。
学生時代は部活が本当に忙しくて、NPOとかをやってるわりに全然現場に行けなかったんですよ。1回現場を見ておかないと説得力がないなと思って、5カ国ぐらい環境問題のボランティアをしつつ、旅をしました。
でも、実は一番長く携わった現場は熊本県水俣で、海外からのボランティアを受け入れるリーダーとして3ヶ月間で30人ぐらいの受け入れをやりました。僕のホストが、紙漉き職人と機織り職人のご夫婦だったので、日本の工芸にも興味をもったり、地域の中で農業をやったり狩猟に連れていってもらったりもしました。
ー現場を見たらそっちの仕事をやりたいってならなかったのでしょうか。
正直いろいろ考えました。でも、みん電を選んだ一つの理由が、地域の再エネ発電所と繋がりながら、その電気を都市に住む人たちに届けられる、地域と都市どっちにも関わることができると思ったからです。やっぱり地域にどっぷり浸かると、ローカルの中だけになってしまう感じもあって、自分としてはどっちにも関わりたいと思いました。
それで、みん電に新卒第1号として入ることになって、今5年目です。
環境やエネルギーに対して熱量高く取り組む人たちとの出会い
ー入社してやってきたことを教えてください。
もう本当に何でもやりました。何でもやったけれど、分野としてはご家庭向け電力事業です。
学生バイトだったときは、雑用からスタートしました。印刷したりとか何か配ったりとか。でも、「顔の見える」っていう会社の考え方に共感していたから、雑用だったとしても貢献できている感や、やりがいもありました。それが最終的な悩みに繋がっていった点でもあります。
入社してから印象的だったことは、企業の方々の環境やエネルギーへの問題に対する本気度を感じて、同じ熱量で仕事できたのは、めちゃくちゃ面白かったです。それは発電事業者もそうで、熱量が高い方々と出会えて一緒に働けたのは僕の財産になっています。
みん電ユーザーを発電所に連れて行くと、そこで発電事業者と需要家が初めて会うわけですよね。初めて会ったのに「ありがとうございます」とお互いにお礼を言い合うような場面に遭遇することも多くて、それはなかなか普通の電力会社じゃ起きないよな、と思っていたことです。
より「人」や「組織」と向き合って社会課題の解決を目指したい
ー先ほど悩みに少し触れられましたが、退職を考えるようになったのはなぜですか?
UPDATERってやりたいことが明確な人が多いなという印象があります。僕としてはUPDATERに貢献できれば良いという気持ちがある一方で、結局自分は何を強みとしてやるんだっけという悩みを持つようになりました。1,2年ずっと考えていて、自分はこれをやるんだというのが見つかったので、次の道に進むことにしました。
環境問題を解決するための、一番効果的なアクションが再エネへの切替だと思います。多くの人に再エネを使ってもらうことで世の中が変わっていきます。
多くの人に届けるっていうのはそれはそれですごい意義があるんだけれど、僕個人としては、もっと目の前の人の声を聞いたりとか、関係性を育てていくことがやりたいなというふうに思うようになったんですね。
加えて、UPDATERには前の会社では全然楽しく働いてなかったけれど、今は伸び伸び働いている人がたくさんいるように思います。自分に合う環境で働くことで人はすごいパワーを発揮できると思ったので、それをもっともっと作っていきたいなと。
「前向きに楽しく働ける人を増やすことで、社会課題解決を目指す」。これが僕のやりたいことだと気づいたので、挑戦したいというのが一つ。
もう一つは、世の中に良いサービスや企業がすでにたくさんあることを知り、それらを残していくことに時間を使いたいということ。残すためには良い人を繋ぐことだよなと思ったので、新しい環境にチャレンジすることにしました。
ー今後はどんな仕事をしていく予定ですか?
生き方、働き方を世の中に発信していく求人サイトが軸になっている会社で、クライアントリレーションを担当します。具体的には、求人を掲載したい企業の話を聞いて、そこに合う編集者を当てて、その企業が2回3回と求人を出してくれるような関係性作りをする仕事です。
僕は、企業の課題って求人だけじゃないと思っているので、チーム内の問題とか広報の課題とか、企業が抱えている様々な悩みをヒアリングして、解決していくようなことをやっていって、より自分の力をつけていきたいと思っています。
UPDATERの魅力は、働く人たちが同じ方向を向いて一緒に取り組んでいることだと思っています。僕がいいなと思った価値観や事業に共感した人たちが入社して働いているので、すごく働きやすいし、刺激になる環境です。
でも、そんな会社ってあんまり多くないんじゃないかなとも思っています。今後企業と関わっていく中で、働いている人たちが同じ方向を向いていけるようなサポートをできたらすごくハッピーだなと思っているし、そう思えるようになったのは、UPDATERで働いたからですね。
今後は、世の中にあるたくさんの魅力的な企業に関わって、企業のファン作りだったり、チームビルディングなどを生業としてやっていけるようになりたいです。
強みを見つけた先で、またUPDATERと働きたい
ー今後UPDATERとはどんな関わりを想像していますか?
多分僕が一番UPDATERのことをわかってる人だと思うんですよ(笑)。だからこそ自分の強みを見つけた先で、UPDATERがそのときに抱えている課題を一緒に解決して、より事業を推進していくための伴走をしたいです。
数年後には、もっと貢献できるようになると思ってるので、ご期待くださいとお伝えしたいです。
ーいろんな環境を見たり、人や組織と出会って、吸収しながら成長していくことが長島くんの強みになっているんだなと思いました。新しい環境でのチャレンジで、より良いインパクトや影響力を持った人に絶対なれると思うので、また一緒に働けることを楽しみにしています!
WRITER
共創・コミュニケーション部
菊川春佳
学生時代にソーシャルビジネスに興味を持ち、インターンを経験する。卒業後はいくつかの業界を転々とする中で広報という職に出会い、社会や地球をより良い方向へ変革している会社を世の中に伝えたいとの想いで2023年5月よりUPDATERにジョイン。1児の母として子育て奮闘中。